おはようございます!
たいようです😆☀
早速ですが、
先日、東京駅の丸の内側でこんな大きな広告を見つけました!
天井まであるその大きな広告には
「鉄道と美術の150年
ART AND RAILWAY」の文字が。
しかも、10月8日から既に始まっている!と
密かにテンションが上がりました🙌
というのも、鉄道は、
私の尊敬している歴史上の人物であり、
海外との懸け橋となったジョン万次郎が
海外から日本に伝えた文化の1つなんです。
ジョン万次郎が生きた時代は、
江戸時代~明治時代の変革期。
当時、鉄道は「鉄輪車」と呼ばれていました。
初めて聞いた時は、
その見た目通りすぎる表現であり
強そうな乗り物だなと感じたのを覚えています。
鉄道が普及する前の日本は、
移動手段は、馬車や徒歩が主流だったこともあり、
鉄の車が煙を上げて猛スピードで走るというのは
とても驚くべきことでした。
しかし、この「鉄輪車」が普及してから
荷物の運搬や人の移動など、
その後の物流網の発展に
大きく影響したのは言うまでもありません。
だからこそ、この大きな広告を見て
思わず気になってしまい、HPを調べてみました♪
「鉄道150年の歴史を、美術とともにたどる旅。
今年150周年を迎える日本の鉄道は、明治5(1872)年に新橋―横浜間で開業しました。奇しくも「美術」という語が初めて登場したのも明治5年のことです。(*)鉄道と美術は、日本の近代化の流れに寄り添い、また時にはそのうねりに翻弄されながら、150年の時を歩み続けてきました。
この展覧会では、鉄道と美術150年の様相を、鉄道史や美術史はもちろんのこと、政治、社会、戦争、風俗など、さまざまな視点から読み解き、両者の関係を明らかにしていきます。
日本全国約40カ所から集めた、「鉄道美術」の名作、話題作、問題作約150件が一堂にそろう、東京ステーションギャラリー渾身の展覧会です。」
(引用:https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202210_150th.html)
HPに載っている、煙突がついていたり、
装飾が施されている列車の絵を見ていると、
今や電車の形は四角い形に変わっているものの、
観光列車で似たのを見たことがあるなとふと思いました。
同時に、数年前「観光列車に乗りたい」と
思っていたことも思い出しました!
それは、私が将来について考えようと
やりたいことや行きたい場所について書き出した時のこと。
部活に打ち込んでいたので、あまり旅行に行く機会は無かったので、
観光地も定番以外は知っているところも少なく、
あまり行きたいところはなかったのを覚えています。
ですが、自分の人生と向き合って
一度立ち止まって真剣に考えたり、
紙に書き出したりしたときに、
これやりたい!ここに行きたい!の1つとして
「観光列車に乗って、きれいな景色を見ながら
美味しい料理を楽しみたい!」と書き出したのでした。
普段は目の前の仕事に一生懸命で
そんなことを改めて考えることもありませんでした。
どう考えていいかわからないのも
今の自分の状況だと、時間的にも予算的にも厳しいだろうなと思って
考えようともしていなかったのが正しいかもしれません。
そんな中、考えるきっかけをくださり、
どう広げていくかを見せてくださったのが、
経営者の渡邊芳樹さんでした。
その時、きっかけをいただいて、
考えてみようと一歩を踏み出したからこそ
今は、「ここに行きたい!」「こんなことがしたい!」
さらには、「こんな生き方がしたい!」というのが明確になり、
それに向けて毎日を充実させられるようになりました!
渡邊さんにはとても感謝しています。
当時、狭かった知識を広げるために
調べてとてもわくわくしたのを覚えています✨
これは行きたい!と思った観光列車については
また来週、詳しくご紹介していきますね♪
先日、東京駅で知った「鉄道と美術の150年」の
展覧会の名前にもあるように、鉄道には150年もの歴史があり、
今の形になるまで色んな経歴をたどっての今があるんだなと思うと、
その変遷を知るのもおもしろそうだなと思います!
今回は、鉄道の中でも、
気になっている観光列車の
経歴について調べてみました♪
―観光列車とは?―
そもそも、観光列車とは何かというと
定義は幅広く様々ですが、
一言でいうと、観光を目的に運行されている列車のこと。
大手旅行代理店 JTBのシンクタンク(研究機関)である
JTB総合研究所の定義では、こう記載されていました!
「内外装を凝らし、
味覚を楽しみながら旅行が出来るなど、
乗ること自体を目的にした列車」✨
鉄道の主な乗車目的が、
「旅行の道中の移動」であるのに対して、
観光列車は、その列車に乗って楽しむこと自体が
目的になるということです💡
様々な趣向を凝らした車両や車内は
見るだけでも、非日常を楽しめてワクワクしますが、
さらに、美味しい料理も楽しめるのも嬉しいポイント!
移動しながら、移動手段も景色も料理も楽しめるなんて
良いとこどりの旅行になること間違いなしだなと思います😆
それ自体が目的となる”観光列車”の例として挙げられるのが、
復活した蒸気列車や
JRが民営化される前の”国鉄”が、
1980年代に運航を開始した
「ジョイフルトレイン」という
貸切団体客向けの固定編成列車。
ただ、国鉄の「ジョイフルトレイン」は
それ自体を売るというよりは
貸切団体客へのサービスの一部として使われていたのだとか。
この時はまだ、今の主流の観光列車のように
それ自体が目的というわけではなかったんですね。
貸切の団体客向けではなく、
・主な利用客が観光客である列車であり、
・観光客にとって便利な区間や時間帯に運航する列車
でもある観光列車。
初めて、現在の「乗車体験型」の意味である
”観光列車”の呼称を使うようになったのは、
1990年にJR東日本に登場した
「ノスタルジックビュートレイン」なんだそう!
「ノスタルジックビュートレイン」は
秋田・東能代-弘前間を結ぶ観光列車として
運行が開始されました🎊
もともとは、JR東日本が、
”五能線”を活性化させるために
もともとあった秋田所属の50系の車両を
解放式のオープンデッキにするなど
改造して作られたそう💡
ご当地の観光列車は、それが目的で行くこともあり
各地の地域活性化の貢献にも繋っていて
その土地にとっても観光客にとっても
お互いWIN-WINだなと思いました☆
―観光列車の歴史―
戦後復興が進んだ1950年代、1960年代はは、
大都市住民の安価で手軽なレジャーの目的地として
繫栄していた民鉄沿線の観光地に向けて、
ハイキングや温泉、海水浴客向けの
愛称つきの汎用車両の運転が盛んな時代でした。
1950年代後半から1960年代初めには、
更に付加価値がついて、
追加料金の必要な観光特急が進化。
楽しみを提供する車両がメインになりました!
どんなのがあるかというと、
「走行性能の進化に加えて
内外装に趣向を凝らしたた車両」
「ビュッフェ、喫茶室、
ジュークボックスのあるサロン室のような
『遊び』の要素を備えた車両」
他にも、
「テレビカーやシートラジオのような
旅行を楽しくする設備がある車両」など。
「楽しさ」の付加価値がある車両が
人気だったようです✨
しかし、時代の流れとともに
観光列車の立ち位置が変化していきます。
自家用車の普及により、
鉄道利用がそもそも減ったのです💦
それに伴い、観光列車の集客力が低下し、
通勤通学輸送が目的の列車の勢力が増していき、
観光列車の停滞期に入ります。
しかし、2010年代になると、
観光資源としての鉄道に
再度注目が集まります💡
「観光列車専用の豪華車両で供食サービスを提供する列車」
「奇抜な内装の車両と車窓の警官を楽しむことに重点を置く列車」
「汎用性を遺すものの、奇抜な内外装で観光客をひきつける列車」
「汎用車両での供食の奇抜さをうる列車」
「蒸気列車」など!
全てに共通するのは、
駅や車内で楽しめる企画を提供していること。
列車車内レストランで、
移り行くきれいな景色を眺めながらの食事など
列車でしか得られないサービスに需要が集まっているようです!
その背景としては、
輸送力増強に力を入れる必要がなくなっていることや
新たなサービスを新たな客層に提供すべく、
「観光」が注目されていることも関係しているとか。
(参考:https://www.mintetsu.or.jp/association/mintetsu/pdf/71_p04_07.pdf)
時代の流れとともに、
鉄道の役割や目的も変わり、進化してきたことが
観光列車の変遷を見るだけでも分かりますね☆
過去の紆余曲折を経た観光列車の経歴を知り、
これからの先のさらなる進化も楽しみです✨
今回は、鉄道、特に観光列車の歴史についてご紹介しました♪
また来週は、どんな観光列車があるのか、具体的にご紹介していきます!
一つ一つ個性あふれる観光列車の魅力を、お伝えできればと思います✨
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■「鉄道と美術の150年」展についてはこちら🚅
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2022年10月8日(土) - 2023年1月9日(月・祝)
休館日:月曜日
※[2021/1/2、1/9は開館]、12/29 - 1/1
開館時間:10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで